ここ最近のアッキーちゃんは、片方の足が痛むらしく、上手く歩けずに辛そうでしたが、僕のカキカキを毎日心待ちにしてくれていて、毎日帰宅するとカキカキを催促してピー！ピー！と元気に鳴いていました。
痛む足を余り動かさずに餌と水を食べられるように配置を工夫しながら、頑張って生きていこうねと毎日話しかけていました。
ところが、数日前辺りから止まり木に上手くとまれず、頻繁に後ろ向きに落ちるようになってきたので、可搬型の小型ケージに移して、暫く様子を見ることにしました。
しかし、今度は段々と食が細くなり、昨日辺りから餌も水も余り食べなくなってきて、更に今朝から脚を殆ど動かせなくなってしまい、足を後ろに伸ばして腹ばいでジッとするようになりました。
夜になって、少し辛そうだったので、カキカキをしてあげると、小さくピィーと鳴いて気持ちよさそうにしていましたが、普段なら掻いて欲しいところを差し出す仕草をするのに、それも出来ないぐらいに弱ってきているようでした。
両手で包んで温めてあげると、気持ちよさそうに目を瞑ってジッとしていましたが、時折り何かを訴えるようにグッと伸びをして、コチラをジッと見てくるようになりました。
これはひょっとしたらもう持たないかもしれない、、、と思い、長い間よく頑張ったね、もう楽になっても良いんだよ、ありがとう。。。と言いながら頭を撫で撫でしていると、目をぱっと開いてこっちを見てググッと大きく背伸びをし、そのままゆっくりと眠るように旅立って行きました。
お迎えしたのは2003年9月でしたので、享年は20歳と６ヶ月ぐらい。人間で言うと90〜95歳でしょうか。
仲間のオカメーズが皆先に旅立って、１羽で4年間も頑張りました。
よく頑張ったとは思いますが、とてもとても寂しいです。今は心に穴が空いた気分です。
でも、先に天国に行った子達は、僕が仕事に行っている間に寂しく一人で旅立って行っていたので、アッキーちゃんは家族全員で看取ってあげることが出来てとても良かったと思います。
我が家の皇太子も悲しくて大泣きしていましたので、命の大切さをアッキーちゃんから学べたのではないかなと思います。
かつての我が家には４羽のオカメインコ がいました。
体は小さかったけど好奇心旺盛なノーマルのはなちゃん、僕の襟首に潜り込むのが好きなルチノーのアッキーちゃん、芸達者だけど超ビビりなホワイトフェイスのふーちゃん、超甘えん坊のアルビノのこゆきちゃんの４羽。
皆が元気だった頃は、部屋中飛び回ってはアパートの壁紙を齧ってボロボロにしたり、パソコンのキーをバキッと剥ぎ取ったり、マウスのコードを齧って切断したりと、かなりのヤンチャ軍団でした。
今思うとああしてやればもっと長生きできたんじゃないかとか、こうしてやればもっと喜んだんじゃないかとか、後悔する事ばかりです。
でも、とても幸せな時間を過ごす事ができたのは、何事にも変え難い貴重な経験でした。
きっと僕があの世に旅立つ時には、４羽で迎えに来てくれるはずなので、それまではアッキーに負けないぐらい頑張って行かないとね。
アッキーちゃん、今まで懸命に生きてくれて、ありがとうね。
また何処かで会おうね。
